【解説】マイクロラーニングで学習の習慣づけを!|概要から効果的な導入方法まで

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マイクロラーニングとは、いつでもどこでも好きな時に効率的に学習できる、小さく区切られたコンテンツを活用した教育・研修方法です。

現在、多くの企業で研修教材にeラーニングが活用されています。
ネット環境が格段に改善され、サーバーから大容量の情報を配信できるようになったために、教育コンテンツの提供が容易になったことや、リモートワーク等の場所に縛られない働き方が徐々に導入されていること等が一因です。

しかし一方で、「eラーニングを導入したはいいものの、社員がなかなかeラーニングに取り組んでくれない」、また「一度受講したきりで学習が定着しないために、なかなか業務に生かされない」という研修担当者の声も多く聞かれます。

そんな悩みを解決する研修方法が、「マイクロラーニング」です。

今回は「マイクロラーニング」についてその概要、効果的な導入方法などを詳細に説明します。
今までの研修スタイルとは異なる画期的な学習方法といわれておりますので、社内研修の改善のヒントにしていただけたらと思います。

また、企業研修については他にもテーマ別に解説していますので、併せてご確認ください。
社員教育を効率化するeラーニング|概要と導入のポイント
ブレンデッドラーニングで効率的な社員教育|メリット・デメリットと導入の注意点
オンライン研修の概要と活用方法|効果的なオンライン研修の方法とは?
マネージャー研修とは?研修内容や実施の際の注意点

マイクロラーニングとは

マイクロラーニングとは、いつでもどこでも好きな時に効率的に学習できる、小さく区切られたコンテンツを活用した教育・研修方法です。

一つのコンテンツが概ね5分程度、長くて10分程度にまとめられており、映像コンテンツのみならず、○×クイズや学習診断、写真付きの説明テキストなど、様々な内容が含まれているものもあります。
学習者は、パソコンやスマートフォンで気軽にそれらのコンテンツにアクセスし、学習したいときに学習することができます。

従来型のeラーニングの短所を補う

マイクロラーニングはeラーニングの一種であり、従来のeラーニングの短所を補うような性質を持っています。
eラーニングは、多くの社員が同じ学習コンテンツを受講することで知識レベルの均質化を図ることができるとともに、網羅的なコンテンツを作成することで知識の抜けを防止するという点で非常に有用です。

しかし、従来型のeラーニングは集合研修をベースにコンテンツを作成していたために、1回の学習時間が40分から1時間とかなり長いものが殆どです。
そのため、講義の途中で集中力が途切れたり、反復した受講がなされなかったりして、受講内容を定着させることが困難であるという難点がありました。

その点、マイクロラーニングによる学習方法は、隙間時間にいつでもどこでも学習することができるため、多忙なビジネスマンに受け入れられやすく、受講回数をあげることで知識の定着を図りやすいという利点があるのです。

マイクロラーニングのコンテンツの特徴

マイクロラーニングには次の3つの特徴があります。

①5分程度の学習コンテンツ
マイクロラーニングでは一つのコンテンツが5分程度で学習できる量にまとめられます。

5分間の映像、テキスト、ビジュアルボード、音声、選択式のミニテストなどいろいろなコンテンツを組み合わせることで、受講者に飽きさせずにテンポよく学習を進めてもらうことができます。

②モバイルファーストの内容・構成
マイクロラーニングのコンテンツ内容は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器で学習しやすいように作成されます。

これは、モバイル機器が広まった時期にインターネットに触れた世代である、ミレニアル世代(1981~1990年ごろに生まれ、2000年以降に成人を迎えた世代)に特に相性の良いコンテンツ内容であるといえます。
世代・時代に合わせた教育システムが求められるなか、マイクロラーニングは今後5年間で労働人口の半数を占めるといわれているミレニアル世代を筆頭とした社員教育・社内研修に極めて有用です。

③知りたいときにすぐに学ぶ
マイクロラーニングは学習コンテンツがテーマごとに作成されるため、業務に必要な部分にピンポイントでアクセスして学習し、すぐに業務に生かすことができます。

また反復学習や見直し、確認の際も、長いコンテンツの中から自身に必要な部分や特に復習が必要な部分を探し出す必要がないため、効率的に進めることができます。

マイクロラーニングを活用するメリット

マイクロラーニングは企業の教育研修のみに活用される手法ではなく、いまや広く学習一般に活用されている、メリットの多い学習方法です。
特に、企業研修の場では、以下のようなメリットがあります。

受講頻度の増加・知識定着率の上昇

一つ一つのコンテンツが短く少しの時間があれば学習できること、そして自分のモバイル機器からいつでもどこでもアクセスし学習できることにより、受講頻度が向上し、反復学習も行いやすくなります。

また、コンテンツがテーマごとに小分けにまとめられているために、自分の学習が足りないところ、業務上重要なところについて集中的に学習することができ、知識の定着率の改善が見込めます。

コンテンツの更新・配信が楽にできる

コンテンツが短くまとめられているため、新しいコンテンツを追加したり、既存のコンテンツを修正したりすることが容易に可能となり、作成者側の負担の軽減につながります。

また、プラットフォームを利用することで、より簡単且つ短時間で作成や修正を行うことができます。

マイクロラーニング専用のプラットフォーム「UMU」では、プログラミングやeラーニング、アプリなどの開発スキルを必要としないため、誰でも簡単にコンテンツの作成やアップデートをすることができます。
パソコンからは勿論、スマートフォンによる作成やアップデートも可能です。

▼マイクロラーニングプラットフォーム「UMU」についてはこちら
https://www.nextpreneurs.com/services/consulting06/

また、1つのコンテンツの容量が小さいため、配信・受信ともにコンテンツが重いことを原因とするストレスやトラブルを回避することができます。

暗黙知を集積し会社の財産にする

小さなコンテンツを数多く積み重ねることによって、社内の暗黙知を顕在化させ、体系的な資料として残すことができます。
マイクロラーニングは、今まで属人的になっていた知識やスキルを次の世代につなぐ橋渡し的な役割を果たすツールにもなり得ます。

マイクロラーニング導入の注意点

以上でご紹介した通り、マイクロラーニングは画期的な教育方法であり、実施する側、受講者側双方に大きなメリットがあります。
しかし、導入にあたっては次のように注意しておくべき点、工夫が必要な点もありますので、併せて検討が必要です。

対人型・議論型の研修との組み合わせがベスト

まず、マイクロラーニングは、時間や場所に縛られず、個々のタイミングでそれぞれ学習ができるという性質のものであるため、従来型の集団研修やワークショップで行われるような対人型のプレゼンテーション研修や、ディスカッションを通して知識・スキルを深めていく研修には向いていません。
そのため、基本的な知識・スキルについてはマイクロラーニングで学習しつつ、その学習内容を活かす形でOJT(実地研修)や集団研修、リアルタイムでビデオ通話を繋ぐ形のオンライン研修等を設定することで効果的な教育プログラムとなります。

プラットフォームを用意する必要がある

マイクロラーニングの導入は、マイクロラーニングのコンテンツを効果的に配信するシステム(プラットフォーム)を有するサービス会社の協力を得ながら進めるのが一般的です。

マイクロラーニングは、特に時間・場所とそれに関連する費用(会場代や交通費)等の側面において、従来型の集団的な社内研修を実施するよりもコストの削減になります。
しかし、新たにマイクロラーニングを実施するためのプラットフォームを自前で用意することは、コストやシステム維持の手間の面で合理的とは言えません。

したがって、マイクロラーニング導入支援会社に導入費用(企業規模により費用は異なる)およびプラットフォーム利用料として「100IDあたり数万円」といった費用を支払って導入することが多くなっています。

※当社がパートナーシップを結ぶ「UMU」についてはこちら
▼ネクストプレナーズのマイクロラーニング導入コンサルティング
https://www.nextpreneurs.com/services/consulting06/

効果的なマイクロラーニング事例

どんなに短時間で効率よく学べるコンテンツをマイクロラーニングで作成しても、単にコンテンツを作成してサーバーにアップしただけでは誰も活用せずに失敗してしまいます。
自主的に学習する環境を整え、コンテンツを必要とする社員が積極的にアクセスすることを促進させるためには、社員への周知・目的等の共有を徹底することは勿論、配信方法、コンテンツの内容にも工夫を凝らすことが必要になってきます。

配信方法を工夫する

マイクロラーニングは一つ一つのコンテンツが短く、容量も小さいため、多彩な配信方法が可能となります。

メインのサーバーにアップして、メルマガやグループSNSなどにリンクを張ることでアクセスを促すほか、PodキャストやSNSに直接貼り付けて配信したり、社内のイントラネットに直接アップしたりするなど、いろいろな配信方法が実践されています。
特に社員の目につきやすく、アクセスしてもらい形で配信する方法を考えましょう。

ゲーム性をもたせる

コンテンツ内容にゲーム性のあるものを取り入れることによって、社員が楽しんで学習できるものにしている例もあるようです。

例えば、専門用語をフラッシュカードのようなもので記憶させたり、Yes、Noの分岐をいくつか設けて自分の最適な学習コンテンツを見つけさせたり、確認問題(ミニテスト)を解かせたりすることで、社員が積極的に学習できるようなコンテンツを提供している企業もあります。

受講状況を測定する

マイクロラーニングは最終的には受講者のパフォーマンスを上げることが目的となります。
そのため、定期的に受講状況を測定して、あまり受講されていないコンテンツは内容を修正したり、受講していない社員に受講を促したりするなどの継続的な改善が必要になります。

負担を最小に、効果を最大にする社内教育

従前の社内教育は勤務時間中にまとまった時間で行われ、通常業務を圧迫する要因にもなっていました。
しかし、働き方改革によって、勤務時間を適切に管理することが今まで以上に重要視されるなかで、効率的な社内教育の方法が模索されてきました。

マイクロラーニングは受講者の隙間時間を有効に活用する方法であり、業務上どうしても発生してしまう隙間時間(例えば移動時間や待ち時間など、パソコンを開くことの難しい環境や数分程度の空き時間)であっても受講できるため、受講者の負担を最小限に止めながら学習効果を最大にすることが期待できます。
自社の研修内容としてeラーニングを導入する際には、マイクロラーニングの手法についても検討してみることをお勧めします。

当社では、最も効果的な研修が実行できるマイクロラーニングの導入コンサルティングを提供していますので、マイクロラーニング、またプラットフォーム「UMU」についてご興味・ご質問がございましたら、是非当社コンサルタントへお問い合わせください。

▼「マイクロラーニング」についてのお問い合わせはこちらから
https://www.nextpreneurs.com/contact/

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働き方改革サポ編集部
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