2020年3月、全体会議での社長の一言から突然始まったテレワーク。 2週間実施して感じたことを記します。
私自身は、テレワークを始める前に次の3つの不安がありました。
(1)自宅環境でテレワークができるか
(2)自己管理ができるか
(3)対面コミュニケーションなしで業務が進むのか
トータルで2週間ほどのテレワーク期間でしたが、
私個人の結論としては(1)の影響が大きかったように思います。
結果的に、開始1週目は自宅でテレワークを行いましたが、
後半は会社に出社して業務を行っていました。
(1)自宅環境
自宅には仕事用の机や椅子がありません。
スタートして1~2日は、ソファーとコーヒーテーブルで業務をしていました。
最初は新鮮でしたが、だんだんと思うように集中できなくなります。
最終的には、キッチンのカウンターにPCを置き、立って仕事してました。
結局、前半1週間のテレワークを終えたところで、
私の場合、現状の自宅環境で仕事は難しいな、と感じ
後半の1週間は出勤を選択しました。
ただ、テレワークのよい面もあります。
私が感じた最大のメリットは勤時間から解放されることです。
その分2時間程度を家事や趣味などに回せるので、
テレワークをやった週は1週間の時間配分が今までと全く違い、
本当に充実していました。
(2)自己管理ができるか
私はぐうたらな人間です。
なので、「ずるずる/ダラダラと仕事することになりそうじゃ」
と全く自分を信用していませんでした。
この辺りは会社もわかっているのでしょう。
テレワーク実施ルールのおかげで、心配したほど
ずるずる/ダラダラと仕事することはありませんでした。
具体的にどんな会社のルールかといいますと、
業務予定と結果を毎日報告、共有するもので、
社内では通称「朝メール、夜メール」と呼んでいます。
実はこの「朝メール、夜メール」は、弊社ではテレワーク前から
(私が入社する前なので7年以上前!)からずっと運用していましたが
今回のテレワークを機に、フォーマットや記入ルールをを改めて統一しました。
朝メール・夜メールの一部をご紹介
運用を仕切り直ししたことで、個々人の1日の業務がより見える化されます。
私はぐうたらではありますが、業務報告で嘘はつけないので
朝のメールの予定通りちゃんとやってました。
(3)対面コミュニケーションなしで業務が進むのか
こちらも、ツールがきちんと用意されていれば、
多少の不便さはあるものの業務遂行に支障はありませんでした。
弊社では、チャットシステム、携帯、web会議システムが利用できますが、
ほぼ、チャットでやり取りし、込み入った内容は電話でやり取りしました。
社内間ではお互いに、「対面ではないコミュニケーションをしている」という
意識があるので、できるだけ明確に話す、明確に書くを意識していたように感じます。
もちろん、自分もそのように意識していました。
また、顧客との打合せに私だけWeb会議で参加することになりましたが
タイミングを見ながらこちらにも話を振ってくれたり、
「こちらの質問は2つあります」と前置きするなど
お互いに相手の状況を確認しながら進めていましたので
会議自体はスムーズでした。
やってみたらこうなった、まとめてみると
当初不安に思っていた3つのうち、2つは
会社のルールやしくみ、システムツールで十分カバーできたのではないかと思います。
ただ、わたしの場合、自宅環境が追い付かなかったことで
最終的には、途中で会社出勤を選択してしまいました。
が、改善ありきでテレワーク社内推進したいです。
個人の改善としては、
・自宅環境の見直し(会社補助あると嬉しい)
・週2~3回までテレワーク
であれば、テレワークのメリットを得つつ自宅でも集中できると見込んでいます。
何より、通勤時間を短縮するだけで、こんなにも精神的、肉体的に
楽なんだということがわかりました。
こういう機会に、思い切って会社全体でチャレンジしたことは
良い経験になったとおもいます。
朝メール夜メールは、働き方改革コンサルティングでも、
最初の施策としてお客様にご紹介しています。
ご興味ある方は、お問合せください。
最後に書ききれなかった感想
・会話のスピードでブラインドタッチができるようになりたい。
・夕方16時くらいから、翳りゆく部屋で孤独を感じる。(独り者限定)
⇒お子様がいらっしゃるとこの時間から騒がしくなるそうです(笑)


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