多額の予算をかけて実施する研修。人もお金も時間も費やしているので、その効果が実感できないと担当者としては報われません。
「研修を無事完了した。」「研修のアンケート結果が良かった。」だけでは研修の目的を達成できたとはいえません。
研修の効果が思うように実感できない理由は何でしょうか。
研修自体は大変盛り上がって、受講者からは「大変勉強になりました。」「たくさんの素晴らしい情報を得ることができました。」など評価を受けるのですが、現場に戻ってからの受講者の上司の評価は、「あまり変わらない。」ということはよくあります。
研修担当者ならば、よく聞く「エビングハウスの記憶忘却曲線」。
これによれば、人は何かを学んだとき1日後には約7割のことを忘れているとなっています。
忘れてしまっては、現場で研修で学んだことを活かすのは難しいです。
一方、学習したことを一定の割合で復習したときの記憶の保持率は、復習しなかったときと比べて高いことが実証されています。
CSU StanislausのDr. John Wittmanによれば復習を繰り返すことで、記憶の保持率はより高まるとしています。
このように研修は、研修と合わせてフォローアップをどのようにするのかが非常に大切です。
しかしながら、フォローアップ研修を行うにはお金も時間もかかります。
このような時には、eラーニングやマイクロラーニングを活用して集合研修とうまくブレンドすると費用対効果が高くなります。
マイクロラーニングの導入、ブレンドラーニングの設計など工夫することで、パフォーマンスラーニングを実現できるのではないでしょうか。
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