企業規模を問わず無視できないEthical消費とESG投資について~SDGsの背景②~

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『SDGs経営』を進める時、”経済”という側面でキーワードとなるのが「Ethical消費」と「ESG投資」です。どちらもSDGsより前からある言葉ですが、ここ数年でSDGsと同時に一気に注目を集めていますので、SDGsの背景②として簡単にまとめてみようと思います

【Ethical消費 ~倫理的消費~】

倫理的消費。。。字面や響きだけではさっぱりわからないかもしれません。

先日、山本良一東大名誉教授が法律と倫理を語っておられたので整理してみます。

[法律]良い悪いに関わらず、犯せば罰せられる。 例:産廃の不法投機。

[倫理]法律では決まっていないが、やってはいけないと頭で理解している。 例:排気ガスを空気中にバラまくのはよくないとわかっているが車に乗る。

環境活動家グレタ氏のようにヨットや電気自動車でしか移動しないというのは「倫理的に背景を知ってする・しない」を判断する例ですが、同じように「生産の背景を知って買う・買わない」の判断をするのが倫理的消費=エシカル消費です。

例えば、同じようなものが高く売られていたり購入に不便でも、フェアトレードのコーヒーやバナナを買う、障がい者の作った製品を買う、地元の商店街で買い物をするなど、意外と身近なこともエシカル消費に含まれています。

エシカル消費 一言で言うと…

《ストーリーによって選ぶ消費》と言えそうです。

そして、これだけ注目されるきっかけとなったのが悲しい事故でした。

Rana Plaza collapse ~ラナプラザの悲劇~】

2013年4月24日、バングラデシュの首都ダッカ郊外の商業ビル「ラナ・プラザ」が崩壊し、多数の死傷者が出てしまう事故が起きました。

この事故の原因はビル内の縫製工場が鉄筋を入れずにコンクリートだけで違法増築を繰り返していたことと言われていますが、実はこの工場には直接ではなく孫請けのようなかたちで世界的なファストファッションのブランドが間接的に発注をしていたのです。

消費者は気付きました。「自分達が安いものを求める為に誰かの生活や命が犠牲になるのはおかしい!」

この事故は大きな議論を呼び、大規模な不買運動にまで発展しました。生産の背景やストーリーに共感するものを選び、そうでないものを選ばない、まさにエシカル消費という概念が世界中に一気に広まる出来事でした。

更に、これをきっかけに、世界を駆け巡るお金の流れにも変化がみられるようになりました。

【ESG投資 ~環境・社会・ガバナンスに配慮している企業への投資~】

環境・社会・企業統治の英語の頭文字を取ってESG、そしてこれらに配慮した経営をしている企業に投資することをESG投資と呼びます。

その金額は年々増え続け、既に世界中で3,300兆円を超えていると言われています。(2019年4月26日付 日経新聞より)

世界の投資全体に占めるESG投資の割合が、2割から3割まで増え続けている状況です。

このように経済だけを切り取ってみても、企業の活動が倫理的かどうかを消費者、投資家が注意深く見ているといえます。

極端な話、そうでない企業からは投資を引き上げることになります。

SDGs採択の経済的な背景としてエシカル消費とESG投資についてまとめましたが、ラナプラザの悲劇についても心に留めていただき、SDGs経営にご興味いただけたらと思います。

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大濱 健太

【人事評価制度コンサルティング/SDGsビジネスコンサルティング担当】 労使共に納得性の高い評価方法・賃金体系を設計し、導入後のフォロー・改善までアドバイスさせていただきます。 企業がSDGsを経営に取り入れる最初の1歩からお付き合いさせていただきます。 お気軽にご相談ください。 ◆趣味◆ 旅行、ドラム演奏、サッカー観戦、最近クロスバイクはじめました!

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