2020年2月~3月にかけて、当社では社会情勢を考慮して『テレワーク期間』を2回設けました。今回はテレワークに関する”超個人的な体験レポート”と、特に皆さんが気にされている”従業員の集中力と健康”についてまとめてみたいと思います。
【テレワーク体験レポート① ~個人的な事情と集中力について~】
ある2月の午前中、アポイントで外出していると社内チャットツールで『明日からテレワーク』と連絡がきました。午後もアポイントで直帰だったので、途中会社によって最低限必要なものをかき集めました。
ノートPCのコンセント、必要そうな書籍、などなど。。。色々考えた時にどうしても持ち帰りたかったのは「サブディスプレイ」です。当然不可でした。
翌日からテレワークがはじまりました。当社のルールをいくつかご紹介します。
・朝夜メールで当日のタスク、作業時間、相談事項などを共有。
・電話、社内チャットにはすぐ反応すること、勤務とお昼休憩の開始・終了を社内チャットで共有。
・社内会議や取引先との打ち合わせは基本web会議にて、上長との1on1は最低週に1回。
おそらく、他の企業でも同様のルールがあるのではないでしょうか。
個人的な最初の壁は「集中力」の維持でした。子供は学校が休校になり学童に入れましたが、9:00に出ていき18:00には帰ってきます。つまり、テレワーク中の私には残業が一切許されません。しかし、やはり慣れない環境で集中するのは大変です。
色々と試して集中力がアップしたもの、そしてテレワークの環境だからこそできるものを記します。
・音楽をかける、特にJAZZ、ボサノヴァ(ロックやポップスは不向き)
・アロマをたく、特にレモン、ミント(ラベンダーは不向き)
・仕事をする姿勢を変える(立って仕事をする)
最後の「立って仕事をする」については後半で詳しくご紹介します。
先に、「集中力」に関するその他の事情と対策もご紹介します。
・家の外の音、工事や車の往来、子供たちの声が気になる。⇒音楽で解決。
・妻もテレワークになる期間があり、作業スペースが不足する。⇒どちらかが別の部屋で作業する、Wifiのあるカフェにいくなどする。
・作業スペース近辺のものが気になる。⇒夜中に本気で片付けました。
この機会に、妻、友人、知り合いにテレワークについて質問しましたが、やはり皆さん「集中力」については同じような課題をもっていました。自分に合った対策を試すことが大事ですし、企業側としては生産性に直結する為こうした状況は知っておいた方が良いと思います。
【テレワーク体験レポート② ~運動不足と健康について~】
従業員が出社しないテレワークにおいて、企業側で把握できないものといえば「従業員のコンディション・健康面」ではないでしょうか。実際、多くの方が言うように「通勤がなくなって嬉しい反面、運動は0になってしまった」という意見をよく聞きます。
私が友人からおそわったものの中で試して効果があったのが、先ほど紹介しました「立って仕事をする」です。座りっぱなしで作業するデメリットは昔からよく研究されています。腰痛、肩こりはストレスにも繋がります。
実は以前、スタンディングワークについては社内の業務改善会議でも提案がありました。そして、2018年のHR-EXPOにて下記の商品を扱うイーオクト株式会社様とお会いすることができ、実際に先方の店舗で体験させていただいたことがありました。
※私が体験したスタンディングデスクの詳細はコチラ 動画あり↓↓↓
スタンディングワークにお勧め!Freedesk社の「デスクライザー」
北欧ではスタンディングワークは当たり前とのことでした。その理由は、
・立つことで自然と姿勢が良くなる。
・同じ姿勢で凝り固まった体をほぐせる。
・視野が広がり気分転換できる。
その歴史は古く、既に50年前から根付いている文化だそうです。デンマークでは政府が企業に対してスタンディングデスク導入を推奨しているほどです。企業の中で急に立つ人がいるわけですが、日本の導入企業様の事例でも違和感があるのは最初だけということでした。
このようなことも思い出しながら、私も自宅でスタンディングワークを試してみました。
誰の目も気にせず立ち放題です(※ずっと立ちっぱなしも健康には良くありません!)。
懲りずに、個人的な感想を記します。
・一番良いのはキッチンカウンターの高さ。⇒勿論、またもや夜中に片付けました。
・ノートPC1台だと、そもそも作業時の視線が低くなりがちということを再認識しました。
・座る時もノートPCを適切な高さに保つ意識が必要。⇒自宅でもデスクライザーは活用いただけます!
※ご紹介しましたイーオクト株式会社様のHPはコチラ↓↓↓
「私たちは、100年後の未来に責任を持つと決めました」イーオクト株式会社様HP
【テレワークを終えて ~集中と健康の対策、その先に~】
企業がテレワークを進める時に必要なものやルールはいくつかあると思います。
今回私はあえて超個人的な事情や対策についてまとめてみました。
今後も、オリンピック開催や台風、地震、感染症などの対策としてテレワークを行う企業は増えるでしょう。企業側が把握したいのは「従業員の生産性」だと思います。ここに関わる部分として、今回は”集中力”と”健康”についてご紹介しました。
また、従業員が見えないからこそ、彼らに寄り添った対応も必要です。生産性を落とさずに作業しようと、従業員も考えています。是非、web会議やたまに出社する際にはよくコミュニケーションを取って下さい。テレワークは孤独にもなりやすいです(体感済み)。
このように、従業員の集中力や心と身体の健康を支えてくれる企業には人が集まると思います。従業員への配慮や待遇を効果的に社外に発信したければ「SDGs」の導入がおすすめです!テレワークでどのように従業員を「評価」すればよいのか迷った時もご連絡ください!
どちらも、私が対応させていただきます!世界と企業の目標達成サポートコンサルタント大濱
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