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コロナの影響で下記に変更なりました。
2020年9月16日(水)〜18日(金)10:00〜18:00 最終日17:00
幕張メッセ
https://www.office-expo.jp/ja-jp/about/hr.html
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RPA&AI-OCRを用いた働き方改革サービス、その名も「HR Tech de 働き方改革!」で、RPAのロボット&AI-OCRの開発を担当している石井です。
前職まではHRとは異なる分野の職種で働いていたため、まだまだHR分野については勉強中の身ですが、前職までと弊社でのRPAのロボット&AI-OCRの開発の知識と経験から、今回のHR Expoの「HR Tech(HRテクノロジー)」分野で、気になるサービスをご紹介していきたいと思います。
HRテクノロジーの分野は、3年くらい前から本格参入が始まり、比較的最近になって実際の業務の中で技術を使い始めたかな、という印象です。
「HRテクノロジー」の製品カテゴリーに絞って、今回の展示サービスを見てみると、大きく4つのトレンドが見えてきます。
(1)「エンゲージメント」「従業員満足度」「離職防止」をキーにした、健康経営の支援
(2)「ペーパーレス化」をキーにした、人事の省エネ
(3)「データベース化」をキーにした、人財の見える化と社内共有
(4)「システム化」をキーにした、採用フローの簡略化
上記4つのトレンドに、最新技術の「AI」を使い始めているのが、今年の傾向のようです。
但し、HR業界で使用されるようになった「AI」という言葉については、まさにバズワードだと個人的に感じており、その点については最後に少し補足させていただきます。
(※バズワード:それらしくは聞こえるが、実は意味や定義があいまいなまま、世間に広まっている言葉のこと)
それでは、気になるサービスをご紹介していきます。
目次
(1)「エンゲージメント」「従業員満足度」「離職防止」をキーにした、健康経営の支援
■ピー・シー・エー株式会社
・HuRAid勤怠分析
・PCAストレスチェック ALART
■engage
・HR Onboard(HRオンボード)
■TUNAG(株式会社スタメン)
・エンゲージメント経営コンサルティング
■株式会社iCare
・健康管理システム「Carely」
ブラック労働や離職リスクが社会問題になっている現在、企業は健康経営を推進する事が求められています。
そのためには、従業員一人一人の就労状況、健康状況、ストレス状況などなどを的確に把握して、フォローする事が大切です。
潜在化しがちな各種状況を見える化して、最小工数で最大の成果を上げるための健康経営の支援サービスが活発です。
(2)「ペーパーレス化」をキーにした、人事の省エネ
■ピー・シー・エー株式会社
・PCA人事管理DXシリーズ
・PCA給与DXシリーズ
■株式会社マネーフォワード
・マネーフォワードクラウド勤怠
■株式会社SmartHR
・人事労務クラウド「SmartHR」
弊社でも「NO ペーパーレス,NO 働き方改革!」のスローガンを掲げている通り、働き方改革においてペーパーレスは欠かせません。
紙は私達の日々の業務で至る所に関わっているため、人事業務や会計・経理業務から勤怠管理まで、幅広い分野で「紙からの解放」をサポートしてくれるサービスが見られます。
(3)「データベース化」をキーにした、人財の見える化と社内共有
■株式会社T4C
・人材データベース
■株式会社エクサウィーズ
・クラウド型人AIサービス
働き手・労働力の減少に伴い、人材は「人財」とも言われるようになりました。
「人財」一人一人の強みを如何に発見・管理して活用するかは、企業の人事戦略・施策にとっても従業員のキャリア形成にとっても重要です。
強みの発見や発信&検索や分析を見える化して共有する事により、透明性の高い「人財」の一元管理を実現する、データベース化での支援も見られるようになってきています。
(4)「システム化」をキーにした、採用フローの簡略化
■株式会社MyRefer
・MyRefer
・MyRefer Alumni
・リファラル・プロモータースコア
■engage
・Talent Analytics
■株式会社ZENKIGEN
・動画面接ツール(HARUTAKA)
■AJS株式会社
・デジタル面接ツール(HireVue)
■株式会社アーティ
・採用スマホアプリ(ensense)
人材(人財)の採用もシステム化する事により、効率・効果を上げながら、採用に関わるコストやリソースを削減しようというトレンドも見られます。
従来の新卒採用、中途採用、アルバイトやパートの採用だけでなく、リファラル採用やAI人材に特化した採用のプラットフォーム、国外や地方の潜在従業員との採用フローを円滑&スピーディーに進めるための遠隔面接システム等、そういった現代ならではの新しい採用もシステム化のターゲットになっています。
各社、最新技術の「AI」をHRテクノロジーに導入・活用していますが、正直なところ、まだまだRPAやAI-OCRの領域までは至れていないかな、と思います。
そもそも「AI」とは、英語の “Artificial Intelligence” の略称で、日本語では「人工知能」と呼ばれます。しかし、冒頭でも書いた通り、日本国内では「AI」がバズワード化しているという現状です。
そのため、「AI」とは「ちょっと気の利いた、便利なアプリケーションやサービス」を指している場合も往々にしてあり、更にロジックやアルゴリズムといった「AI」の中身は問われないケースも多々あります。
身近な例ですと、宅急便の再配達依頼のやり取りから、AlphaGo(アルファ碁)が世界トップ棋士に勝利した囲碁の対局まで、まるっと「AI」というバズワードが指す対象になっている、というとわかりやすいでしょうか?
HR業界で使われる「AI」も同じで、従来と大差なく単に膨大なデータベースから情報を検索して取り出しているだけかもしれない一方で、最新技術をキャッチアップして本記事最後に触れる「機械学習」を使用しているかもしれません。
もし、HRテクノロジーの分野を中心にブースを見る予定がありましたら、「AI」という言葉自体にとらわれず、「何ができて、何ができないのか?」という観点で回ってみてはいかがでしょうか?
また、本当に最新技術の領域であるRPAやAI-OCRを用いた働き方改革は、弊社ならではの見所になっているかと思うので、是非とも弊社ブースで最新の働き方改革を実際にご覧頂けましたら幸いです。
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第7回 HR EXPOに当社も出展してます。
西展示棟 ブースNo. A11-29
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最後に、「AI」や「機械学習」だけでなく、「IT」、「RPA」、「ディープラーニング」、「DX」などなどの最新技術に関するバズワードの解説を、弊社ブログでは優しく解説していますので、宜しければ併せてご覧下さい。
・「AI」に関して
・「機械学習」に関して
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